せどり外注スタッフの報酬単価はどう決める?

未分類

せどり外注単価の決め方

せどりで利益を上げたかったら、外注化は必須です。

なぜなら、1人の人間が1日に使える時間は24時間しかないからです。

どんなに有能な方でも、すべて単独で仕事をした場合、1日フルに働いてせいぜい数万円といったレベルではないでしょうか。

事業として規模を大きくし、かつあなたの時間を有効に活用するには、作業を分担=外注化しましょう。

ところで、外注化が必要なのは分かったけれど、外注スタッフにいくら支払えばいいのか?という疑問がわいてきます。

ここの仕組みをしっかり構築できないと、外注化はできません。

きょうは、その仕組みの考えたかと、おおよその目安をお教えします。

1 「納品」外注の報酬単価の決め方

せどり外注スタッフは、「納品」「リサーチ」分けられます。

あなたが外注を始める段階でしたら、迷わず「納品」外注から始めてください。

理由はシンプルで、リサーチに比べて圧倒的に難易度が低いからです。

そして、せどりにおいて「納品」は、あなたがやるべき仕事ではありません。

利益を上げたいのであれば、できるだけ「リサーチ」に時間をあてましょう。

報酬単価は「出来高制」を採用する。

納品外注の報酬単価は、「出来高制」を採用してください。

つまり、「仕事をした成果に対して報酬を支払う」のです。

納品作業を行った外注スタッフに対し、例えば「120サイズの段ボール1箱分の作業を行った場合300円を支払う」といったスタイルです。

月間100箱なら30,000円を支払うことになり、その額は必要経費となります。

なぜ納品スタッフの報酬単価は出来高制を採用するのか?

理由は、作業時間の平均値を算出しやすいからです。

納品作業のような単純労働だと、1時間で納品できる商品数に大きな違いは生まれにくいといえます。仮に1時間に10点の書籍を納品できるのであれば、次の1時間も約10個を納品できるはずです。次の1時間は30個納品が出来た、といった成果のばらつきは基本的に考えにくいでしょう。

これは中古書籍だから言えることで、中古ゲーム機では「修理」、「周辺機器の有無と使用の可不可」、「本体の通電確認」など細かい仕事がついてきます。

まずは、1時間で自分が作業できる納品数の平均値を算出して、その平均値に合わせて出来高制で報酬単価を決定します。

作業時間を測定し、単価を決める。

では、具体的な金額に決め方について考えてみましょう。

単価は、その作業内容によって大きく変わります。私から一律に〇〇円と言えるものではありません。

ここでは、中古の書籍で考えてみましょう。

書籍のサイズはたいてい決まっています。セット本か単行本か、大型サイズか否か、といった違いがあるくらいです。

実際に、あなた自身が納品作業をして、1時間で何個の商品を納品できるのか、測定してください。

あなたが1時間で平均5個の商品を納品できるなら、時給1,000円として1,000円÷5個=1個200円です。時給1,200円なら1個240円です。

一般の外注で、標準サイズ250円 大型400円が目安

ここでは、一応の目安をお伝えしましょう。

比較的検品が簡単な標準サイズの商品であれば250円、大型サイズの商品であれば400円を目安にしてください。

これはシール剥がし、検品、写真撮影、納品、写真アップロードを含めた金額です。

写真撮影、写真アップロードが不要ならさらに金額は安くすみます。

就労支援施設なら1冊5円で委託も可能

就労支援施設であれば、シンプルに1冊5円で委託している場合もあります。

 最初にあげた標準サイズ250円、大型サイズ400円は、あくまで一般の外注化の場合の目安であり、あなたが1時間にどれだけの商品数を納品することができるのか、対象は就労支援施設に委託でないか、考えて決めましょう。

2 「リサーチ」外注の報酬単価の決め方

納品スタッフの外注化が完了したら、次に取り掛かるべきは「リサーチスタッフの雇用」です。

納品外注と比較して、はるかに難易度は上がりますが、ここを外注化できれば一気に売上が伸びて、少ない労働時間で月収100万円超えも夢ではなくなります。

報酬単価は「時給制」を採用する。

リサーチ外注の報酬は、「時給制」にすべきです。

労働時間は基本的に自己申告でまったく問題ありません。

リサーチ外注の方が「1時間作業をした」と申告したのであれば、あなたがあらかじめ決めた報酬単価1時間分を支払いましょう。

なぜ時給制にするかというと、納品外注とは異なり、1点あたりの作業時間の平均値の算出が非常に難しいからです。

例えば1時間リサーチをして3点しか商品を仕入れられない場合もあれば、10点以上仕入れられる場合もあります。リサーチ手法がある程度完成したものであっても、成果は多分に運の要素もあるのです。

もちろんある程度長時間のデータから平均仕入れ点数を算出することはできますが、出来高制はその日の運など、自分の能力以外の要素で報酬が変動することから、この場合はふさわしいとは思えません。

時給制のリスクを恐れてはいけない

自己申告の時給制でリサーチ外注を雇用すると、そこまで信じていいのか、不安に思うかもしれません。

この点は、雇用する側としてはリスクと言えばそうですが、結論から申し上げると、「許容範囲」として無視しましょう。

このような疑問や不安が出るということは、あなた自身がまだリサーチ外注を雇用できるだけの能力がないということかもしれません。

ご自分で作り上げたノウハウ(リサーチ方法)で作業してもらえば、何時間で何点くらい仕入れられるか、だいたいの予測はつきます。成果に対する実働時間で、うそかどうかは判断できると思われます。

不安を感じる方は、「5時間働いたのに10時間とうそをつかれればわかるけど、1時間を1時間30分と言われたらわからないのでは?」と思うことでしょう。

それは、そのとおりです。ですから、「許容範囲」と申し上げたのです。

対策は、何もしないことです。人を雇用するということは、そのくらいはリスクとして許容すべきと私は思います。

それよりも、雇用した方がそのような嘘を申告するということは、まだあなたの能力(リサーチ能力、雇用者としての管理能力)が低すぎるということの証明かもしれません。

費用対効果を確認する。

あなたの仕入れ能力が低い場合、早々にリサーチ外注で雇用すると、獲得する利益より外注経費が上回って損をする可能性があります。

このため、リサーチ外注の仕組みを構築する場合は、事前に費用対効果を確認する必要があります。

リサーチ外注の費用対効果の確認方法は簡単です。あなたが作業をして、1時間当たり平均いくらの見込み利益が得られるのか、確認しましょう。

時給1,000円でリサーチ外注を雇用するのであれば、最低でも1時間で平均2,000円の見込み利益を得る必要があります。

つまり、あなたが通常1時間で見込み利益2,000円を確保できたとして、同じやり方をリサーチ外注さんに伝えても、得られる利益は1,000円くらいのことは普通に起こりえるのです。

その理由は、あなたの能力不足かもしれません。

つまり、自分で稼げる方法をきちんと文章にできたとして、相手に理解できるように伝えられていないということです。

このようなことは、相手の理解力や経験にもよりますから、最初はあなた自身が作業をして、1時間で3,000円の見込み利益が得られるようになってから、初めてリサーチ外注を雇用した仕組み作りを行うことをお薦めします。

1時間で見込み利益が3,000円あれば、外注化しても赤字になることはほぼないはずです。

さらに、リサーチ外注をやってくださる方を育てることで、あなた自身の経営者としての能力が向上するだけでなく、将来的に有能な人材となってあなたの利益獲得に大きく貢献してくれるはずです。

まとめ

せどり外注の報酬単価の決め方は、「納品外注」と「リサーチ外注」で異なります。

  • 納品外注は、「出来高制」をとりましょう。
  • 一般の外注であれば、標準250円、大型400円が目安です。
  • 就労支援施設に外注すれば、1点5円くらいでの委託も可能です。
  • リサーチ外注は、「時給制」をとりましょう。
  • 労働時間は自己申告で構いません。
  • まずは費用対効果をきちんと測定しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました